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低価格オーダーエントリーシステム 日本システムプロジェクト「Xigway 」(ジグウェイ)

日本システムプロジェクト「Xigway 」

 オーダーエントリーシステムは、店員が客の注文にもとづき、手書きの伝票ではなくハンディ端末上でメニューを入力、オーダー情報をキッチンとレジにその場で送信するもの。

 

 オーダーの際に起こる注文ミスを減らすことができ、また転送されたデータは「人気商品はどれか」「どの時間帯にどんな商品が一番売れているか」「商品を注文した客の年代・性別はどうなっているか」―といったマーケティング情報としても活用できる。

 

 特に飲食店で効果を発揮するオーダーエントリーシステムだが、一般的なものだと導入に掛かる費用は150万円以上。これがネックとなり、導入したくても手が出せない中小飲食店は多い。

 

 しかし、株式会社日本システムプロジェクト(本社:東京)のオーダーエントリーシステム「Xigway 」なら、ハンディ端末2台、キッチンプリンター1台、コントローラー1台、アンテナ受信機2台(コーディネーター×1、サーバールーター×1)、POSレジスター1台といった基本構成で揃えても万円と、ほぼ半分の費用で導入できる。

 

 「Xigway 」は、この低価格を武器に、いままでオーダーエントリーシステムの導入が困難だった中小飲食店をメーンに導入が広がっている。

 

「居酒屋まとい駒」の事例

 

 都心部を中心に居酒屋4店舗を展開している有限会社イーエムエンタープライズ。同社の「居酒屋まとい駒」は生ビール・焼酎と、酒の肴に「山芋のぬか漬け」330円や「プチトマトとセロリの明太マヨネーズ和え」380円、「牡蠣フライ」580円など日替わりメニューが好評な店舗だ。

 

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 同店では、昨年8月からオーダーシステムに「Xigway 」を採用。通常のシステム導入の半額近い低価格が導入のキーポイントだった。

 

売上管理を閲覧して、現場にフィードバック

 

 もちろん、価格が低いからといって機能面で劣ってしまっては元も子もない。

 

 導入を決めたイーエムエンタープライズ代表取締役の上村祐介氏は、「Xig way 」のメリットを「不正防止と売上管理がすぐできること」と話す。

 

 「ボタン1つで年間・月間の売上が出せるので、場合によってはもっと短い期間で閲覧して、おすすめメニューなのに売れていないものはないか、逆に何もしていないのに売れているものはどんなメニューかを調べることも多い。こうすることで、月間売上目標を達成するための対策にすぐにフィードバックすることができる」(同氏)。

 

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現場の声
「オーダーミス減り集計も楽になった」

 

 一階と二階に計120名分の客席を持つ「居酒屋まとい駒」八幡山店。同店の「Xigway 」ハンディ端末導入数は5台。ほぼホールスタッフの1人に1台の配置になっているが「スタッフが使用に手間取るようなことはなく、非常に使いやすい」と横山邦彦店長は言う。

 

 また、「手書きに比べて、オーダーのミスが減っただけでなく、お客さまへの配膳もスピーディーになった」と現場の実感を話す。「全てデータでレジに転送されるので、その日の売上集計に伝票を何十枚とチェックする必要がなく、不正も防止できる。メニューの検索機能や売上管理など、ひと通りの機能が揃っていてこの価格で済むのは嬉しい」と横山氏は言う。

 

 「当初はレシートの印字が少し小さいという不満もあったが、修正のリクエストを出したことで改善された。ユーザーからの声への対応も良く、満足している」。

 

低価格はリモコンベースの端末と必要な機能に絞ったレジ

 

 「Xigway 」の低価格の秘密は、家庭用リモコンをベースにしたオーダーエントリー用ハンディ端末と、POS機能に絞って開発したレジスターにある。

 

 どちらも必要な機能だけに絞り、機器面から費用を下げることに成功した。

 

 オーダーエントリー用ハンディ端末は、低コスト・低消費電力ながら信頼性の高い、新しい通信規格の「Zig Bee 」(※)を採用。単四乾電池3本で明細伝票2000枚分、時間にして2週間程度駆動するため(一般的な端末は4~5時間)、電気代も大幅に削減できる。

 

 「リモコン」というとデータの送受信が途切れやすいのではないかという不安があるが、受信機をツリー状に設置することで入り組んだ店舗でも電波の送受信に問題はないという。

 

 もちろん、「部門検索」「品番検索」「カナ検索」「セットメニュー」「残数設定」「テーブル移動」「合算」「メモ設定」などといった機能は全て装備している。

 

 コントロールサーバーはWebに対応しているため、自宅や事務所からでもブラウザ上でメニューの追加・変更や売上データの管理、時間帯別や会計状況などのレポートの閲覧ができる。

 

 さらに、本年3月には客がテーブルでメニューを注文できる「セルフオーダーシステムSemoor(セムール)」への拡張も予定している。

 

 同社は、今年中に「Xigway 」の国内1500店舗への導入を目指す。さらに今後は中国・台湾・シンガポール・韓国への展開といった海外進出も視野に入れているという。

 

(酒井真一)

 

※Zig Bee=家電向けの短距離無線通信規格。安価で消費電力が少ないという特徴を持つ。転送距離が短いという欠点があるが、端末には中継機能があり、中継を繰り返す事で距離を延長できる。

 

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