『びっくりドンキー』、『餃子の王将』に平成21年度「食品リサイクル推進環境大臣賞」 (2010/02/10)
環境省では2月8日、食品に関連する事業者による食品循環資源の再生利用や食品廃棄物の発生抑制、減量に関する優れた取組を表彰する平成21年度「食品リサイクル推進環境大臣賞」の受賞者を発表した。
最優秀賞には『びっくりドンキー』を展開する(株)アレフ、優秀賞には『餃子の王将』を展開する(株)餃子の王将が選ばれた。
最優秀賞を獲得した(株)アレフは、店舗・工場から排出される生ごみ・廃食用油のリサイクル循環利用が評価された。
同社では、全国に展開するハンバーグ専門レストラン『びっくりドンキー』約130店舗から排出される生ごみを各店舗に設置した生ごみ処理機で発酵・乾燥処理し、提携する農場等で堆肥化した上で、野菜の栽培に利用するリサイクルネットワークを構築。
また、自社ビール工場から出るビール粕をメタンガス化し、発電。廃食用油のバイオディーゼル燃料化。
(株)王将フードサービスは、リサイクルループ部門で優秀賞を獲得した。
同社では、広範囲に点在する『餃子の王将』の店舗から発生する残さを、各店舗に設置した生ごみ処理機で一次処理を行い、ゆうパック(着払い)で処理業者へ送付し、肥料化することにより広域リサイクルシステムを構築している。収穫された野菜は、餃子の王将で食材として使用する。
その他の受賞者は以下の通り。
<優秀賞>(再生利用部門)
静岡油化工業株式会社
『食品廃棄物オカラの飼料化及びバイオ燃料化事業』
ほとんどが産業廃棄物として処分されているオカラを乾燥して飼料化するとともに、廃ポテトとの混合による新しい製造法を用いてバイオエタノールを製造。オカラの乾燥に使用する燃料は回収した廃油を精製して利用。
<奨励賞>
(1) バイオエナジー株式会社
『食品廃棄物のメタン発酵及びガス発電』
食品廃棄物を日量110トン処理できるメタン発酵システムにより発生させたメタンガスを利用し発電を行い、一部を電力会社に売電。また、発電に利用しきれない余剰ガスを精製して都市ガスとしてガス会社に供給予定。
(2) 株式会社エコス
『エコスの食品リサイクルループの取組』
店舗から排出される食品残さを堆肥化及び飼料化。堆肥は、契約農家が使用し、コシヒカリを栽培して「エコス米」として、飼料は契約養豚家が使用し、豚を生産して「旨香豚(うまかぶた)」としてエコスグループの店舗で販売。
(3) 有限会社三功
『三功リサイクルループ』
早くから(平成7年)食品循環資源の堆肥化に取組み、食品リサイクル製品認証・普及制度の食品リサイクル肥料第1号に認証。農家と共に生ごみ堆肥を利用するグループ「酵素の里」を立ち上げ、生産された農産物を、食品廃棄物を排出する地元スーパー等で販売するリサイクルループを構築。
(4) 京都有機質資源株式会社
『油温減圧脱水方式による飼料化事業』
廃食用油を熱媒体として、食品廃棄物を減圧下で脱水を行い、続いて油分を絞り製品とする油温減圧脱水方式にて飼料化。エコフィード認証飼料「京(みやこ)1号」として、配合飼料メーカーや養豚農家等に販売。
(5) 球磨焼酎リサイクリーン株式会社
『焼酎粕原液のリサイクル』
焼酎粕原液中の有効成分を回収する設備を導入し、酒造メーカーから焼酎粕原液を収集、焼酎粕乾燥品・濃縮液を肥料・飼料原料化。また、焼酎粕原液中のエタノールを回収し、施設内の補助燃料として利用。
詳しくは、以下のとおり。
