22年度の外食産業市場規模、前年並み:居酒屋は減、中食は増 (2011/06/10)
5月31日、外食産業総合調査研究センターは平成22年度の外食産業市場規模推計を発表した。それによれば、平成22年度の市場規模はほぼ前年並みの23 兆650億円。部門別では、給食主体部門市場(飲食店、集団給食など)が前年比0.5%増の一方で、料飲主体部門市場(居酒屋・ビヤホール、料理・バーなど)は前年比1.9%減。また、最も市場が拡大したのが料理品小売業(弁当、惣菜店、テイクアウト主体のファストフードなど)で、前年比2.4%増となった。外食産業総合調査研究センターは、今回の推計結果について、「世帯1人当たり外食支出額は微増したものの、法人交際費などが減少したため、市場全体として前年並みとなった」と分析する。部門別内訳からも「日常的」な外食産業や中食産業には堅調な傾向が見られるものの、「非日常的」な外食産業は低迷したという傾向が浮かび上がる。
部門別内訳を見れば、飲食店の中で最も市場規模が拡大したのはファストフ-ドやお好み焼き店を含む「その他の飲食店」(前年比1.8%増)。他方で、「すし店」の市場規模は前年比1.4%減となった。
一方、料飲主体部門では料亭、キャバレーでともに前年比2.9%減と市場の縮小傾向下げ幅が最も高く、居酒屋・ビアホールでも1.7%減となった。
今回、大きく市場規模が拡大したのは料理品小売業(前年比2.4%増)。こうした中食の需要増を受け、今後は飲食店でも、テイクアウト充実の取り組みなどが進むと考えられる。
