牛丼の値下げは利益を生むのか?:民間調査機関 (2011/12/27)
今年11月、吉野家や松屋、すき屋などの大手牛丼チェーンが一斉に期間限定の値下げキャンペーンを実施した。2009年ごろから断続的に行わる牛丼の値下げだが、どのように売上やシェアの伸びに影響しているのか。民間調査会社エヌピーディ・ジャパン(株)(本社:東京都港区)は「牛丼業界で繰り返し続く値下げの効果は?」と題する調査レポートを12月20日に発表した。 同調査によれば、過去5年間で牛丼チェーンはファストフード業態内のシェアを少しずつ伸ばしてきた。利用者の満足度をみれば、「味」や「待ち時間」などの項目でも満足度は上がっているが、シェアの拡大に最も影響したのが、値下げキャンペーンに代表される価格面だという。「牛丼の値下げ合戦はチェーンにとって体力の消耗戦と言われてはいるが、実際には利用者の満足度が上がり、業態内でのシェアも徐々に伸びている」と同調査は分析する。
他方で、「値下げと原価の兼ね合いなどを考えると、今後この戦略もいずれ頭打ちになることは間違いなく、素材や高級感など価格以外の面で新たな局面を迎えるかも知れない」とも分析している。
